― 腸で起きていることを探ってみました ―
「サラLGって、実際どのくらい腸に働くの?」
長年サラLGを扱っていると、そんな質問をいただくことがあります。
今回は、ちょっと驚きの実体験から、サラLGと腸のお話をしてみたいと思います。
医師が自分でサラLGを食べてみた!
以前、サラLGに興味を持ったある医師が、
「腸内環境を整えるなら、自分でも試してみよう」
と、ご自身の判断でサラLGを食べてみたことがありました。
もちろんサラLGは馬用の健康補助食品です。
人用として販売している製品ではありませんので、このお話はあくまでも医師ご本人が自己判断で試された際の体験談です。
ところが、その夜。
寝る前に試してみようと思った医師は、量を間違えて……
なんとサラLGを1袋、全部食べてしまいました。
そして、その結果はというと。
「その夜は眠れないくらいトイレにこもることになった」
とのこと。
まさに、自分の腸でサラLGの“量の大切さ”を知ることになったのです。
なぜ大量に摂ると、こんなに早くお腹が動くの?
ここが今回の本題です。
サラLGには、乳糖果糖オリゴ糖とグルコマンナンが配合されています。
オリゴ糖などの消化されにくい糖質は、小腸ですべてが吸収されるのではなく、大腸まで届き、腸内細菌によって利用・発酵されます。
適量であれば、これが腸内環境を支える方向に働きます。
ところが、一度に大量に入ってくると話が変わります。
消化・吸収されにくい成分が腸内に大量に存在すると、浸透圧によって腸管内に水分が集まりやすくなることがあります。
つまり、
大量に入る
→ 腸の中へ水分が引き込まれる
→ 便の水分量が増える
→ 腸内容物が動きやすくなる
→ 軟便や下痢につながる
ということが起こり得るのです。
さらに、大腸まで届いたオリゴ糖は腸内細菌によって発酵されます。
量が多ければ発酵も急激になり、ガスや有機酸などが増え、お腹がゴロゴロしたり、張ったり、便意が強くなったりすることがあります。
つまり、この医師の体験は、
「たくさん摂れば、その分だけ腸内環境が良くなる」
という意味ではありません。
むしろ、
腸に働きかけるものだからこそ、“適量”が大切
ということを、とても分かりやすく教えてくれた出来事だったのです。
グルコマンナンも「水」と深い関係があります
もうひとつの主成分であるグルコマンナンは、水を取り込む性質を持つ水溶性の食物繊維です。
腸管内で水分を含みながら膨らみ、便の状態や腸内の環境に関わります。
このようにサラLGは、「強制的に腸を刺激する」というよりも、腸内の水分や腸内細菌、便の状態などと関わりながら働く成分を組み合わせたものと考えると、その特徴が分かりやすいかもしれません。
「多ければ多いほど良い」ではありません
ここは、とても大切なところです。
サラLGは、通常時にはその馬に合った適量を継続して与えることを基本としています。
一度に大量に与えて下痢をさせることが、サラLG本来の目的ではありません。
腸内環境は、一気に大きく動かせば良いというものではなく、毎日の食事や運動、ストレス、年齢などとも関係しています。
だからこそ、日常の健康管理では「適量を続ける」ことを大切にしています。
牧場様から教えて頂いた、サラLG半分のした時のお話
サラLGは安価なものではありません。2頭でサラLG1袋はどうか?と半分の量にしたところ、馬体重が500KGもある元競走馬達の体には効果が出ず、次第にボロは臭くなり、硬いボロだらけになり、あわてて一頭1袋の戻したら、ボロも戻り毛艶も戻ったとのことでした。サラLGは量を減らすのはよくない事が判明したのです。
調教師様から教えていただいた、もう一つのお話
長年サラLGをご利用いただいている調教師様から、こんなお話を伺ったこともあります。
疝痛などで便が出にくいようなとき、状況を見ながら通常より多めのサラLGを与え、
「まず出すものを出して、その後の様子を見る」
という使い方をされることがある、というお話でした。
長年馬を見続けている現場だからこその経験談です。
ただし、疝痛は原因によって対応がまったく異なります。
便秘や腸内容物の停滞だけでなく、ガス、腸の位置の異常など、緊急の治療が必要となる場合もあります。そのため、疝痛が疑われる場合には獣医師への相談・診察が最優先です。
サラLGを多く与えることを、疝痛そのものの治療法としておすすめしているわけではありません。
あくまでも「長年使用されている調教師様から、このような経験談を伺ったことがある」というお話としてご紹介します。
たった1袋。でも、1袋だからこそ分かったこと
サラLG1袋は500kgに対して160g。
毎日馬に与えているものを見ていると、「たった1袋」と感じるかもしれません。
けれど、あの医師にとっては、その1袋が忘れられない夜になりました。(体重がちがいますしね)
そして私たちにとっても、
「腸に関わるものだからこそ、量には意味がある」
ということを改めて考えるエピソードになりました。
たくさん与えれば良いわけではない。
急激にお腹を動かすことが、腸内環境を整えることでもない。
普段は適量を、毎日の健康管理の中で。
サラLG ThoroughLG は、これからも馬たちのお腹と向き合いながら、その一頭一頭の健やかな毎日を応援していきます。
※サラLGは馬用の健康補助食品です。本記事中の人による摂取は、医師本人の自己判断による体験談であり、人への摂取を推奨するものではありません。また、疝痛が疑われる場合は健康補助食品のみで対処せず、獣医師にご相談ください。

